“太陽の下で元気にボールを追って走り回って欲しい”そんな 想いから、唐津で創設された少年サッカーチーム。
今では、佐賀県を代表して全国大会に出場するチームとなりました。
チームのあたたかくも熱い想いと、Veoの果たす役割をお聞きすることができました。
インタビューに答えてくださったのは、一般社団法人フットアスレティック唐津 代表理事 伊藤岳司さん(以下、伊藤代表/写真右から2人目)、渡辺 勇太コーチ(以下、渡辺コーチ/写真左から2人目)、平田 忠太コーチ(以下、平田コーチ/写真左)です。インタビューアー:舛田桃香(写真右)
◆ソルニーニョFCの歩みと、全国レベルにまでチームを導いた代表の指導
伊藤代表:
創設当時、少年サッカーのクラブが唐津にはありませんでした。子どもがのびのびとサッカーができる環境を用意したいという気持ちで、ソルニーニョFCを創りました。
創設から3年ほどで佐賀県大会3位に入賞したことで、”優勝を目指したい、目指せる”と思うようになったのですが、2010年の全日本少年サッカー大会に出場することが出来た時に考えがガラッと変わりました。
様々な強豪チームと出会い、『ジュニアの選手は、”今勝つ”ことよりも育成が大事。”その後が大事”』だと強く思うようになったのです。
まずは、子どもがサッカーを好きになって、楽しむ。すると、サッカーがうまくなった方が楽しいと子ども自身が思うようになってきます。そういう子どもたちに、フィジカル面だけでなく、しっかり考えて、判断して、それを楽しみながら勝てるようにサポートしていく方針に切り替えました。あまり制約や決まりを作ったりせず、子どもたちが心からサッカーを楽しめる環境づくりを、と思っています。
◆ソルニーニョFCでVeoを導入することになった理由と想い
伊藤代表:
子どもたちに、“本当のサッカープレイヤーになって欲しい”という 想いがあるからです。
Veoの映像を通して自分自身を俯瞰的に見ることで、視野が広がります。自分の視点から見えるものだけでなく、コート全体を見ることでサッカーというものをよく知って欲しいと考えています。俯瞰的に自分の姿を見られる機会は少ないですからね。
サッカーのコート全体を捉えて理解するための1つのツールという認識でVeoを使っています。こちらから強制するのではなく、自分で気が付くことができるということが 大事ですね。Veoは、子どもたちに新しい視点を与えてくれました。目先の勝利よりも、自分で考えて動くことの大切さが伝わればいいなと思います。
◆Veo導入による効果とコーチの目から見た選手の変化
渡辺コーチ:
Veoを使う前は、三脚で手動や定点で撮影していました。コーチやスタッフの人数も限られているため、撮影、編集などの人員を割くことなく「一番大事な指導」に力を入れられるようになりました。
平田コーチ:
普通のカメラだと平面的に撮れてしまう映像が、Veoを使うと、上からコートを立体的に見ることができるため、選手の動きを把握しやすくなりましたね。
渡辺コーチ:
映像を見た後の子どもたちの変化は劇的で、ポジションの認識が変わりました。元々は全体のイメージが湧いていなかったものを 上から見ることで、感覚的に掴めているのがその後の試合に現れていました。ボールを追ってお団子 状態になっていた試合が、距離を把握して自分の位置を認識した試合に変わりました。
渡辺コーチ&平田コーチ:
プロの試合映像を見るのも大事ですが、自分たちの映像を見て個人個人が認識を深めていくことは大事ですね。唐津の子達がサッカーを楽しめて、上手くなっていけるクラブにしたいです。そして、もしもプロサッカー選手が生まれたら、嬉しいです。
◆これからのソルニーニョFCとVeoにできること
伊藤代表:
100年続くクラブ、ずっと続くクラブにしたいと思います。続けるためには、子どもたちの育成もそうですし、コーチ育成も大切です。その環境づくりの1つがVeoだと思っています。
撮影や編集などの”指導以外の部分”に労力を割くことなく、クオリティの高い映像を使ってコーチの役割を果たせること。これはコーチ育成にも重要なことですね。
ソルニーニョのOBはよく、練習に来てくれます。コーチの渡辺もOBです。
いつまでも、育っていった子どもたちが戻って来られるような場所でいたいと思います。
子どもたちに“サッカーを楽しんで、自分で考える力を培って欲しい”というソルニーニョさんの思いと、Veoで自分の姿を見て変化していく選手の姿が伝わってくるようなお話でした。未来のサッカー選手の姿を、Veoが一緒に追い続けることができることを嬉しく思います。